2013年1月14日月曜日

列車でデリーへ③ いいこともある!!

とりあえずインドの悪口を言ってみるワタシ。
でも嫌いなわけじゃないの。むしろ愛している。でなきゃこんなにバカみたいに何回も来るわきゃないのだ。へへへ。

しかも北インド。。。
ここんとこコヴァラムばっかり行ってて「南インド最高ーーー☆」なんて言っている私だけど、車窓から眺める景色が北インドのそれになってくると、胸の中で何かが「きゅん」とする。
南インドの過ごしやすい解放感とは全然違った感覚。
牛、雑踏、ヒンディ語の響き・・・そして独特なインドのエネルギーに胸をつかまれる。
ほんとはこのどうしようもなさが好きなのかも、とさえ思う。

あ、列車の話に戻ろう。

そうそう、そんなインドのめちゃくちゃさが好きでもある私にとっては、ヨーロッパの洗練とはかけ離れた、インドの人との関わりあい方も嫌いではない。

今回もムサいインド男達の中で意外と居場所を作っていた私。ははは~。
インド人は案外シャイな人が多い。最初はニコリともせず探っているけどみんな結構イイ奴なのだ。
私も最初は知らん顔してて嫌な奴と思われているだろうけど、きっかけがあると急に仲良くなるのだ。てか私もかなりシャイな奴なのです。

今回はめっちゃいいコがいた!!
若いコもおっさんもジイさんも、皆彼の話を聞いて笑顔になっていたし、彼がいてくれたおかげで、私たちのシート周りの8人くらいは、皆くっついて喋っていた。
ムサいインド人集団は周りで見ているより、その一員になってしまったほうが楽だということを知った(笑)
っていうか、その男のコと一緒にいるのがめっちゃ居心地よかった☆彡

最初は何話したんだっけな~。あぁ、ヨーガをやってる話をしてたんだ。
で、やっぱり何歳なの?って話になった(笑)
48歳だよ、って言うと「はははー!嘘だ!じゃあ5秒以内に生年月日を言ってよ」5,4,3・・・
1965年だよ・・・
「ちょっと計算してみ」と友達に言って、あ、ほんとだ・・・と。。。。

列車マジーック!!!だから私列車に乗るのかしら?25歳くらいかと思ったよって(笑) そりゃいくらなんでも言い過ぎだけど(笑)
「ヨガがいいんだね。ヨガをやってるから保ってるんだ。ヨガの効果だ。。。」
と言ったのは私ではなく彼よ。
ふふふ、お世辞でも嬉しいさー^^

彼は実家がノイダで、アグラにも家があって、今はケーララにいるというNAVY。で、アグラに行く途中だった。
48歳と知ってからも、彼はほんとによく私を気遣ってくれた(笑)私は彼のお母さんと4歳しか違わない。最近そういうパターン、多いな。はははー。

とにかくいつもいつも気にかけてくれてた。
次の駅でご飯買えるよ。外出てみる?チャイ買いに行く?寒くない?ブランケット持ってるの?一人でいないでこっちにきなよ。。。。。もう書ききれないほどいつもいつも。
でも全然押しつけがましくない。私が何してるかいつもちらっとだけ見て、その様子で声をかけてくれたり、ほっておいたりしてくれる。
英語喋れるんだけど、時々私がわかってるとかわかってないとか関係なく普通にヒンディ語で話しかけてきて、それがまたなぜか心地良い。
ほんとに可愛い息子みたいな気持ちになってきて、いつも隣にぴったりくっついて座っていた。
私の足が冷たいと言って、自分の腿の下にはさんだり、そういうのがぜーんぜん自然で、ぜーんぜん気持ち悪くないの。こういうのってほんと不思議。
こんな息子いたらほんとに可愛くて可愛くて近くにいてくれって思うだろーなー。

あ~会いたいな~。

いつも穏やかで、なんていうのかな~、彼独特の雰囲気を持っているの。
最近、そういう男の子に惹かれる。惹かれるっていっても恋愛感情とかじゃなくて、人としてほんと大好きっていう感情が盛り上がるんだよね。

コヴァラムで会ったニッポン人の男の子もそうだった。
彼にも絶対また会いたいって思ってるんだー。

インド人のそのコはバイバイするときに、ほんとに寂しいって言ってて、私もほんとにそう思った。
絶対電話ちょうだい、って言ってた。
しよーかなー。
そしたら明日デリーで会えるかもしれない。

ふふふ、おもしろいね^^


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