不思議なのですが、精神的にずたぼろになってインドから帰ってくると、
この方の本に導かれるように出会うのです。
小池龍之介さん。お坊さん。
約一年前、ものすごいストレスを抱えてインドから帰国し、ふらっと入った本屋さんで何気なく手に取ったのがこの方の本。
お布団が真っ黒になるほど髪の毛が抜け、目が覚めた途端にガバっと起き上がり「人の人生をゴミみたいに言わないでよっ!」なんて息も絶え絶えに叫ぶほど、精神的に打ちのめされていた私を少しずつ癒してくれたのが彼の本です。
そして今回の渡印で、帰国も間際って時に、またしてももんのすごい精神的打撃を受けてしまった私だったのです。ほんとに人生って・・・^^;
全ては自分の内側でのみ起こっていることなのだと学んだはずなのに。。。
心の乱れが自分を苦しませるのだと知っているはずなのに。。。
ふと気を緩めた隙に愚かにも怒りや不安の感情が心を操っている。
今もまだその時の私の心の印象がフレッシュなので思い出すのは少し苦しいけど。。。
今回も全く何も考えず、帰国早々に別の目的で本屋さんに行き、導かれるように私の目に飛び込んできたのが、彼の本『ブッダの言葉』。
手にとってページをめくるたびに、胸がざわざわして気持ちが悪くなるくらいでした。
そうだった、そうだった、そうだった、、、
全部私の心が作ったこと、、、
今までどれだけ心のことを勉強してきたことでしょう。
それでも心は飛び回る。乱れる。そしてたずなを締め直す。その繰り返し。
今回も乱れ乱れて、「まさかまさか、そんなーー!!うそうそ、こんな現実が本当にあるのか??悪夢とはこのことだ。これを私は超えられるのか??」と頭とか痺れちゃって、呼吸もうまくできなくなって、このまま気が狂ってしまうんじゃないかと思ったけど。。。
超えたし、気も狂わなかった(笑)
人間は弱い。けど強い。
今回とりわけ私を救ってくれた『ブッダの言葉』の中の言葉。
欲しくて欲しくてたまらない相手をつくらない
欲しくて欲しくてたまらない相手をつくらないように。
欲しくて欲しくてたまらない相手が、
君の思いどおりにならないとき。
とりわけ、その相手をいつか君が失わねばならぬとき。
そのとき、君の心には激痛が走るだろうから。
その「ホシイヨ、ホシイヨ」と
求めてばかりの呪いから解き放たれたなら、
君の心は何にも縛られず、自由となる。
法句経 211
歪んだ愛情という呪縛
家族や恋人や子飼いの部下など身近な人々に対しては、
愛情があるからこそついつい甘えてしまって、
「私を大事に思ってくれているなら、このくらいはしてくれるはず」
と思い込んでしまう。
けれども、そのわがままな欲求はたいていの場合、
満たされず、憂鬱になる。
このように愛情による執着が強すぎると、
自分のことを大事に思ってくれるかどうか不安になり、恐れが生じる。
すなわち、歪んだ愛情ゆえに、憂鬱さや恐れが生じる。
歪んだ愛情という呪縛から開放されるなら、
もはや君に憂鬱や恐れは存在しなくなるだろう。
法句経212
神様はまた少し私を強くしてくれた。ありがとう。
いつもアリガトウ^^
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