2014年5月3日土曜日

奇跡の結末

実は・・・なんと・・・ついに・・・

コヴァラムで泥棒に入られる、という体験をしてしまいました。

色んなことがありましたが、意外とモノを盗まれたり、襲われたりという怖い経験はしてこなかったんですが、ついに・・・ヤラレタ。。。

しかもドアは閉まっているのに、部屋の中の財布の中身だけ、そしてデジカメと日本の携帯電話
だけが盗られているという・・・

早朝5時にトイレに目覚めただけの私の頭では何が起きたのかさっぱり理解できず・・・

夢か?・・・と真面目に思った。
が、同時にとんでもないことが実際に起きている、という空気感もあり。。。

意外と冷静に部屋の中の何がいつもと違うかチェックした。


夜は虫が寄ってくるから絶対開けないカーテンが開いている。
普段開けたことがない窓が開いている。

でもドアはそのままロックしてあるのに、なぜ?
財布の中身だけ抜く?
デジカメのケースは置いていく?

ワケわからないけど、確実になくなっていることと、夢でないことはたしか。

早朝から宿主に電話をし、彼も異常事態を察知して飛んできた。

彼は何の疑いもなく「誰かが盗っていった」と言った。

「だから毎日ゲートのロックはしたか、窓のロックはしたかって確かめてたじゃないか。お前は毎日やってると思って俺も油断していたけど・・・」

私もメンドクサイと思いながらも怖いのでかならずロックはしていた。
でも昨日は・・・そう、こういうことは例外的な日に起こるもんなんだ。

昨日は寝るつもりもないのに、疲れて、服着たまま、電気点けたまま、顔も洗わないで、死んだように寝てしまったようで・・・なので戸締りチェックもしていない。

♫誰のせいでもありゃしない〜 みんなオイラが悪いのさ~(by 尾藤イサオ)


テラスにはきっちりと証拠が。
泥の足跡が入り口から窓まで続いている。
そして開いてる窓の前は無数の足跡。ここから必死に部屋の中のものを盗った跡がうかがえる。

宿主は「オフシーズンになると仕事がなくなって、金がなくなるから、こういうことが起きるんだ。そういうことをするやつはこんなこと簡単なんだよ。」
「どうする?警察に届けるか?警察に行ってもそれこそ警察にお金渡して奴らは何もしないけどな」
と。

それはわかる。。。
インドの警察はロクなもんじゃねー。

「何もしなくていいよ。ロックしなかった私が悪いんだし、盗られたものが返ってくるとは思ってないから。ただこんなことが起きたっていうのをあなたに知らせたかっただけだから」

でも宿主は「俺はお客のものが1ルピーでもなくなるのは悲しい。とにかくちょっと手がかりがないかそこらを回ってくる」と言って出て行った。


彼もそうやって動くだけで気休めになるよね、なかなか責任感もあるんだな、なんて思っていたら
電話が鳴った。

「お前のガスシリンダー(←これも盗まれた)を持ってるやつを見た人がいた。」

えーーーー!!そんなドラマみたいなことあるのかーーーー?!

しばらくして

「お前の携帯電話が見つかったぞ。他に失くなったものはなんだ?」と。。

そしてこの宿のセキュリティマンと一緒に宿主が帰ってきた。
手にはガスシリンダーと携帯とデジカメを持っている。

「お前はほんとにラッキーだ。こんなこと絶対にないぞ」

宿主はガスシリンダーの情報をもとに犯人をつきとめ、犯人の家に行って物を取り返してきたのだ!!

犯人はよくビーチあたりをウロウロしているリクシャドライバーの男らしい。
私の財布から抜いたお金で酒を買って飲み、タバコを吸い、フラフラに酔っぱらったいたらしい。
ここらのダメ男の典型的なタイプだ。

ビーチ、ビンボーは犯罪のキーワード。

それにしても・・・ほんとにラッキーと言えばラッキーだけど・・・

これは忠告ですね?天からのお告げですね?

意図はきちんと受けったつもりです。

この体験で気づいたこと、たくさんあります。

残り一カ月のコヴァラム滞在を意味あるものにするための、、、

脅し?(笑)

今日は早朝からほんとにこの騒ぎで疲れちゃったけど、
これからは暑くても、電気が止まっても、虫が多くても、
そんなことより、もっと大切なことに目を向けて、私なりに一生懸命生きようと思います!!

ありがとう。





 

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