インド列車の中は昭和的な人情に溢れている。
まだ私が幼い頃のニッポンを感じるのだ。
私は結局毎回列車に乗るたびに,、この人間味あふれるインド的(昭和的ともいう)コミュニケーションを心に刻んでしまうのだ。
そしてまた列車に乗りたくなる。
今回のマドゥライ小旅行からの帰りはSLEEPER CLASSだった。
もうそういう貧乏くさいことはやめようと思っていたのダガ、
SLEEPER CLASSしか席がとれなかったから仕方ない。
朝5時発。
夜明け前のまだ暗い時間に列車に乗り込み、暗闇でシートナンバーを確認する。
身をかがめて3段ベッドの一番下に寝転ぶ。
暗くて見えないけどこのシートはきれいなんだろうか?・・・そういう世界。
向かいのベッドはおばーちゃん。
上の方はすべて例によってムサ男たち。
夜が明ければ皆起きだす。
3段ベッドの中段はたたんで、(なんとインド人ではなく、私が主導権を握りベッドをたたむという展開になってしまった。なんのこっちゃ)、一列に見知らぬ者同士が並んで座ることになる。
あ~居心地わる・・・といつも思う。
今回も同席がムサ男グループだったため「なるべく関わらないように」と外ばかり眺めていた。
ムサ男グループの中でも最もムサい男が、列車の中でお菓子を売り歩くお兄ちゃんからピーナッツをジャガリーで固めた四角いお菓子(名前わからず)を買った。
四角い塊をうまい具合に割って、仲間よりも先に私に緊張気味に差し出した。
ここは遠慮して断るのがインドの美学だったが、瞬間思い出せず「ありがとう」とヒトカケラいただいた。
断る方が悪いような気になるのがワタシなのだ。
食べ終わる頃にまた差し出してくれたがそれはニッコリ断った。
しばらくしてワダ売りがワダを売り歩いてきた。
一つ買うつもりが20ルピーで3個もきてしまった。
しかも私の食べたかったやわらかいやつではなく固い豆のほう・・・。
一個だけ食べて、あとの2個をムサ男たちに差し出すと、インド美学で初めは遠慮したが、「私もう食べられないから」と言うと、一個とって仲間と三等分にした。
席を離れていたおばーちゃんが戻ってきたので残りの一個をあげようとすると、これまたインド美学にのっとって遠慮したが、ムサ男が「いただきなさい」と促したので、おばーちゃんはそれを大事にバッグにしまった。
なんだか昭和だ・・・。
しばらくするともうすぐ大きな駅に着くというタイミングだったようだ。
ムサ男の仲間の一人が「朝食を食べるかい?ドーサとかイドゥリとか売ってるから買いに行くよ」と言うので「じゃあイドゥリを」とお願いした。
「お金はあとで払います」と言うと
「いやいらないよ」と。
え?そんなわけないでしょ?
そしてだいぶ経った頃に大きな駅に着き、仲間の一人が素敵な朝食を買って来てくれた。
イドゥリ・ワダ・プーリー3点セットだ! わ~い!
30ルピー渡すと「いらない」と言う。
「いやいやそれはおかしいから」と無理矢理渡すとやっと受け取った。
昭和だ。やっぱり昭和だよね?
昔は日本にもこういう世界が普通にあったよね!
歯の抜けたおばーちゃんは私と喋ってくれようとしてて「タミルは?」「ヒンディは?」と訊くが、残念どれもワカリマセン・・・。
少ししておばーちゃんが駅を降りるとき、歯のないビッグスマイルで手を振っていった。
こういうことに感動してしまう。。。
インドにはありとあらゆる暮らしのレベルがあって、
SLEEPER CLASSに乗る人はそういうレベルの人達。
本当はそういうレベルでいてはいけないんだと思う。
でもそこにもある。
どこにも学びはあり、感動もまたある。
まだ私が幼い頃のニッポンを感じるのだ。
私は結局毎回列車に乗るたびに,、この人間味あふれるインド的(昭和的ともいう)コミュニケーションを心に刻んでしまうのだ。
そしてまた列車に乗りたくなる。
今回のマドゥライ小旅行からの帰りはSLEEPER CLASSだった。
もうそういう貧乏くさいことはやめようと思っていたのダガ、
SLEEPER CLASSしか席がとれなかったから仕方ない。
朝5時発。
夜明け前のまだ暗い時間に列車に乗り込み、暗闇でシートナンバーを確認する。
身をかがめて3段ベッドの一番下に寝転ぶ。
暗くて見えないけどこのシートはきれいなんだろうか?・・・そういう世界。
向かいのベッドはおばーちゃん。
上の方はすべて例によってムサ男たち。
夜が明ければ皆起きだす。
3段ベッドの中段はたたんで、(なんとインド人ではなく、私が主導権を握りベッドをたたむという展開になってしまった。なんのこっちゃ)、一列に見知らぬ者同士が並んで座ることになる。
あ~居心地わる・・・といつも思う。
今回も同席がムサ男グループだったため「なるべく関わらないように」と外ばかり眺めていた。
ムサ男グループの中でも最もムサい男が、列車の中でお菓子を売り歩くお兄ちゃんからピーナッツをジャガリーで固めた四角いお菓子(名前わからず)を買った。
四角い塊をうまい具合に割って、仲間よりも先に私に緊張気味に差し出した。
ここは遠慮して断るのがインドの美学だったが、瞬間思い出せず「ありがとう」とヒトカケラいただいた。
断る方が悪いような気になるのがワタシなのだ。
食べ終わる頃にまた差し出してくれたがそれはニッコリ断った。
しばらくしてワダ売りがワダを売り歩いてきた。
一つ買うつもりが20ルピーで3個もきてしまった。
しかも私の食べたかったやわらかいやつではなく固い豆のほう・・・。
一個だけ食べて、あとの2個をムサ男たちに差し出すと、インド美学で初めは遠慮したが、「私もう食べられないから」と言うと、一個とって仲間と三等分にした。
席を離れていたおばーちゃんが戻ってきたので残りの一個をあげようとすると、これまたインド美学にのっとって遠慮したが、ムサ男が「いただきなさい」と促したので、おばーちゃんはそれを大事にバッグにしまった。
なんだか昭和だ・・・。
しばらくするともうすぐ大きな駅に着くというタイミングだったようだ。
ムサ男の仲間の一人が「朝食を食べるかい?ドーサとかイドゥリとか売ってるから買いに行くよ」と言うので「じゃあイドゥリを」とお願いした。
「お金はあとで払います」と言うと
「いやいらないよ」と。
え?そんなわけないでしょ?
そしてだいぶ経った頃に大きな駅に着き、仲間の一人が素敵な朝食を買って来てくれた。
イドゥリ・ワダ・プーリー3点セットだ! わ~い!
30ルピー渡すと「いらない」と言う。
「いやいやそれはおかしいから」と無理矢理渡すとやっと受け取った。
昭和だ。やっぱり昭和だよね?
昔は日本にもこういう世界が普通にあったよね!
歯の抜けたおばーちゃんは私と喋ってくれようとしてて「タミルは?」「ヒンディは?」と訊くが、残念どれもワカリマセン・・・。
少ししておばーちゃんが駅を降りるとき、歯のないビッグスマイルで手を振っていった。
こういうことに感動してしまう。。。
インドにはありとあらゆる暮らしのレベルがあって、
SLEEPER CLASSに乗る人はそういうレベルの人達。
本当はそういうレベルでいてはいけないんだと思う。
でもそこにもある。
どこにも学びはあり、感動もまたある。
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