心が創り上げる世界

ヨーガを日本語で学び始めるとおそらく一番初めに、

「心の作用を止滅することが、ヨーガである。」

という言葉を提示されることになる。

ヨーガと無縁で生きてきた人にとっては“なんのこっちゃ？”なワードの羅列である。こんな短い文章なのにね。

ではこう言ったらどうだろう？

「自分を取り巻く様々な出来事にいちいち心を囚われないようにすることが、幸せに生きるコツである。」

せっかくのヨーガ哲学がイージーになり過ぎるか？これでは？（笑）
でも実際にそのように生きることはちっともイージーではないのは、人生長くなればなるほど身に沁みるよね。長くなればなるほど、と言っても47年間より先のことはまだやってないから私にはわからないけど＾＾；

でも先人たちの教えが「まさにその通りだ」ということが次から次へと目の前に現れる。
やっと次から次へとやってくる外の世界の“現象”に巻き込まれず、外側から眺めることができるようになってきた。

先人たちは言います。
「世界はすべて、あなた自身の投影物だ」と。

外の世界で起きているすべては“現象”に過ぎず、その現象に色や形をつけているのは自分。
自分の心が何もかもを変化させ、そのオリジナルな世界に私たちは各々生きている。
それが理解できると、外側の世界に悪いところは何もないということがわかる。
すべては自分の心の中にある。

私たちは人生の中で時折苦しみ、運命を呪ったりする。
でも皮肉なことにそれも自分が創り上げた世界なのだ。

なぜ今ブログにあえてこのことを綴ったのかというと、数日前、このことについて深く考えさせられるようなことが私の身の上に起こったからなのです。
ある人から届いたメールは、その人自身の苦しみと憎しみ、嫉妬に満ち満ちていて、真実は歪められ、「あー、このようにして世界は創られているのだ」ということを私に教えてくれました。

また、そのメールによって私の心も思考を重ねました。

会ったこともない人に、
「あなたは狙った男を引っかけて、媚び、へつらい、時には少女のように拗ねたり、ふくれたり、癇癪を起したりというあなたのやり方で、男を“結婚”という罠にかける。
前の結婚が終わったのだって、あなたが多くを要求する自分勝手で強欲な女だからだろう。
あなたは自分の面倒を見てくれる男がほしいだけだ。」
・・・全然こんなもんじゃ済まないんですけど＾＾；、まぁこんな罵声を浴びせられ（笑）

これまでにも長くオソロシイ内容のメールが何通も届いていたのですが、なんとかそれに心を囚われずにやり過ごしてきたんですｹﾄﾞ・・・

私がどんな人間だか知っている人はこれ読んで笑っちゃいませんか？

私はそんな女ったらしいことのできる小悪魔ちゃんじゃないですよ～＾＾；
面倒見てほしいだけだったらどうしておじいちゃん選ぶのよ～。どう考えたって私が面倒見る側でしょ、この先は。。。＾＾；　ま、自分勝手は否定できませんけどね＾＾；

でもこの差出人にとってはこれが私で、若くて美しい小悪魔が自分の人生をめちゃくちゃにした、という彼女にとっての事実の中で苦しんでいるわけです。
アルコールに溺れ、カウンセラーに相談するくらい、自分が創りだした世界で苦しんでいるのです。

うっかりすると反対に私が彼女のメールによってミゼラブルな世界を創りだし兼ねません。
もう一度ヨーガの原点について考えさせてくれたことに感謝をしよう。

日々修行なり。

Om...