2015年3月17日火曜日

インド列車でインド人ウォッチング

英語的には「ウォッチングインド人」と言わねばいけない?
まぁいいね、そんなことは。
細かいこと気にすることがそもそもインドにマッチしてないもんね。


「私はインドで一体何をしているんだろう?」
「どうしてインドにばっかり来ちゃうんだろう?」
って時々思うのです。

でも今回久しぶりにインド列車に乗って思った。
「私はインド人を見るのが好きなのかも」って。

生きていくために必要なことが最優先のインド人。

寝る・食べる・排泄する・清潔にする

この優先っぷりがハンパないってこと。

寝るといったら寝るのだ!
道でも寝るのだ!
駅にだって布団敷いて寝るのだ!
だから列車もほとんどが寝台なのだ!(距離が長いってのもモチロンあるけど)

食べものはいかなる場合も供給されねばならない!
だからどこにでもたくさん小さな食べ物屋さんが並んでるし、どこにでも屋台があるし、列車にも必ずご飯を作るための車両があって朝昼晩弁当を作って売り歩く。
そうやってどこでもご飯が買えるし、しかも弁当持ちも多い。
よくインド人は出かけるのにデッカイ袋を持ち歩くが、その中身は全部弁当だったりすることも多い。
昔の日本みたいにお客さんにご飯を食べさせることが何よりのもてなしでもある。

排泄はどこにいようがしなければならない。
だから外でもするのだ。
町も臭いのだ。
列車のトイレも混むのだ。
ありとあらゆる排泄、体からでるものは直ちに何でも出さないと気が済まないのだ!

清潔にする。
日本人から見ればどこが清潔なんだ?と思うかもしれないけれど、
インド人の観念はチト私たちとは違う。
食べる前に手を洗う。
食べた後に手を洗う。
食べた後に口をゆすぐ。
トイレの後にお尻を洗う。
洗った後の洗面所やトイレが汚いのは全く気にしない。

私がインド列車に乗るのが嫌いじゃないのは、インド人のこういう習性が絶え間なく目の前で繰り広げられているのが面白くてしょうがないからだと思う。

普通のインド人と同じことをやっていると、何が私たち日本人と違うのかがよ~くわかる。

インド人は働いている時もかしこまった感じや緊張感がある人をほとんどみたことがない。
よく言えばフレンドリーだし、こちらもかしこまる必要がないとも言える。

たとえば列車の中で「次の駅はマドゥライ?」って聞くと
列車の中で働いている職員がお喋り中そのまんまの口調でそこにいた全員が『マドゥライ、マドゥライ、あと何分」とか関わってくる。
世話好き?っていうのかな~?

よそ者に優しい人もとても多いと思う。たとえば私のように一人ポツンとインド人の中に混じっている外国人に対して。
私が気を遣って寝台席から起き上がったりすると、それにすぐに気づいて向かいの席から「まだ寝ていなさい」とゼスチャーで言ってくれたりする。

こういうところほんとに好きー。

南インドは特にこういうやさしさに溢れているんだよ♡

人間を見るのは楽しいね~♪

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