2011年5月8日日曜日

インドの停電事情

インドを旅した方はご存知かと思いますが、インドではしょっちゅう停電があります。

以前Rishikeshに合計すると8ヶ月程滞在していたのですが、Rishikeshでは真夏の日中2時間とか、夕食時とか、それはそれはいつでもおかまいなしに毎日少なくとも2時間は停電。

「どうなっとんじゃー!!インドーっっ!!」

とか思ってましたが・・・、
日本でも震災の後、計画停電が行われました。
電力が豊富に供給されていた日本のシステムの有難さを感じると同時に、どれだけ無駄な電力が使われていたのかということにも気づかされました。
そして恥ずかしながら今まで気にしたこともありませんでしたが「原子力」の恐ろしさも知りました。
現在のような豊かな暮らしを維持するためには安く電力を供給できる「原子力」が必要なこともわかりますが、気持ちの上ではNo more nuclear です。だって人間だけのための地球じゃないのにこんなに恐ろしいもの作っちゃって・・・この先地球にはどんな生物が住むようになるかわからないのに、こんなに自然を、命を破壊するようなもの作っちゃって・・・どうするの??無責任だよ、と思ってしまいます。

ここKovalamでもRishikeshほどではありませんがちょこちょこ停電があります。
昼間でも部屋が暗くなってしまうし、PCの充電がフルじゃなかったりするとちょっと困りますが、ワーワーギャーギャー騒ぐほどのことでは全然ありません。
あまり時間が長いと「冷気が逃げるといけないから冷蔵庫開けれないな」とちょっと不便ですが、もともと電化製品に頼らない生活なので大丈夫なんですよね。

お茶が飲みたければガスで沸かせばすぐ沸くし、電気炊飯器がなくても圧力鍋ならすぐできるし、「電子レンジがなかったら生きていけなーい」なんて思ってたけど、何よ、全然平気じゃん、ってインドで自炊を始めて思いました。

人間って順応性があるからすぐに慣れて工夫するようになるんですよね。
日本もきっとこれからシンプルな暮らしの健全さに気づく人がもっと増えるんだろう。きっと良くなるね、ニッポン。

インドも今後富裕層の増加と共にその暮らしぶりも変わってゆくのだろうけど、便利さと引き替えに失っていくものがあるということも忘れないでほしいな~。

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