2011年6月16日木曜日

ルーティーンが薬

皆さん、薬に頼りすぎていませんか?

「少し頭が痛いな」と思ったら頭痛薬、「食べ過ぎたな」と思えば胃腸薬、「疲れたな」と思えば滋養強壮剤、「便秘気味」なら便秘薬・・・というように痛みや不調のサインを一刻も早く取り除こうと、すぐに薬を服用する方が日本では大部分なのではないかと思います。

私はすぐに薬を飲んでしまうのは頭痛の時くらいなもので、インドに来るときも持参した薬は「頭痛薬」と、イザというときの為の「便秘薬(ハーブの)」、あとはこれまたイザというときの為の「睡眠導入剤」。ちょっと特殊な品揃え?インドに来るのにお腹の薬も風邪薬も体温計も持って来てないのは毎度のこと。日本で使わないものはインドに来ても使わないもんです。

・・・というように最近ではめっきり薬のいらない私だったのですが、それでもやはり意識は根本的には西洋医学育ちっていうところなんでしょうか?
アーユルヴェーダを勉強していても「不調は薬で対応する」という考え方が根付いていたことに気づかされました。

先日までの入院中に「せっかくだからつまんない不調が全部治ってくれればいいなぁ」と、《予防医学》であるアーユルヴェーダに大きな期待を寄せてしまっていたのですが、まぁ体質によって起こりやすい不調がそうそう簡単に一週間くらいで完治するはずもなく、気になっていた睡眠の問題と便秘の問題も今ひとつ、完治とは思えない感じ・・・。

私はドクターに入院中いつもそのことについて報告していました。

「昨夜は一度も夜中目覚めることもなく朝までぐっすり眠れました」
「昨夜は寝つきが悪くて、夜中に何度か目が覚めてしましました」
「3日も便秘してるんですけど、これよくないですよね?何がいけないんでしょうかね?」ナドナド...

それでもドクターは「よかったわね」とか「では今日お薬をだすわね」とか、何だか私の求める答えが返ってこないまま退院の日になり。。。
思い切って薬の要請をしてみました。

まずは便秘から。

「前回処方していただいた薬と、ここで飲んでいる薬は同じだと思うんですけど、これ私には弱いと思います。もっと強いのを出してください。」(←ドクターに対しても偉そうなワタシ^^;)

するとドクターは「その必要はないわ。どうしてもという場合はその薬を倍の量飲んでみて。」
そして3日間の便秘は気にすることではないと言う。
これまでアーユルヴェーダでは「便秘はすでに病気」「便秘によって毒素が溜まる」と習ってきた私にとってこの言葉は「そんなバカな?先生、それホント?」てなもんです。

まぁ、いいでしょう。ではそうしてみます。(・・とまたしても偉そうなワタシ)

そして不眠について(私は不眠ではないですが、睡眠に問題が出やすいタイプ)

「先生、ジャタマンシオイルってご存知ですか?(そりゃ知ってるでしょってハナシですが・・^^;)あれ使ってみたらどうなんでしょうかね?私」

するとドクター、「ううん、そんな必要はないの。あなたはあれを使うには若過ぎるわ。」

そして・・・

あなたが良い睡眠を得るためには、まず毎日10時にベットに入ること。
そしてメディテーションやヨーガの練習もいいわ。
PCも夜やるのはよくないのよ。あなたいつもやってるでしょ?
食事は毎日同じ時間にとるの。
朝は9時、昼は1時、夜は8時~9時の間がいいわ。夜はお腹がいっぱい過ぎても、空き過ぎてもよく眠れないのよ。だから寝る前には軽くお腹を満たしたほうがいいわね。
そうやって毎日毎日同じ時間に食事をして、同じ時間にベッドに入るの。
ルーティーンが薬なのよ。
と。


あぁ、そうだった。
身体に不調が出るということは、生活の中にバランスを崩す原因があるということだった。。。
確かに来る日も来る日も同じ事の繰り返しだったアシュラム生活では『快食・快眠・快便』だった。

素晴らしい言葉をありがとう、ドクター☆

退院後、がんばってますよ~。お陰様で入院前よりはかなり調子イイです^^

あ~なんだかブログなのに「ためになること」書いちゃったな~(笑)


いつもアリガトウ^^
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