2011年6月23日木曜日

父のメール

昨日、普段あまり活用していないメールボックスを久しぶりに開けたら、なんと父からメールが届いていました。

家族も友人も知らないような私のアドレスをどこから入手したのかわかりませんが、6月19日の父の日に私が送ったつまらん贈り物へのお礼のメールでした。

19日のこちらの時間で午後2時頃着信していたので、荷物が届いてすぐに打ったのでしょう。

高齢の男性ですから普段メールなどしないので、やり方もなかなか覚えられないようで、私の顔を見れば「おいおい、これはどうやるんだ?」と100回教えたことを訊いてくるもので、「人の顔見りゃメールメールって、勘弁してよぉー!」などと毒づいていましたが・・・素晴らしくキレイに打たれたメールでした。

きっと完成させるまでには母に何度も「おいおい」と訊いたのでしょう。
そして私の返事が届くのを楽しみに待っていただろうに、そういう時に限って私も気づかず返事が届いたのはなんと4日後。きっと「ほら見ろ、俺には誰もメールをよこさない」なんていじけていたんだろうな~(笑)

『今日は父の日のプレゼント遠いインドより届きました。大好物有難う。あんまり無理をしないでお金を遣わないように。何か困った事があったら遠慮せず言って下さい。どうも有難う。くれぐれも体に気をつけて無理をしない程度に励んでください。遠い国より祈ってます。では。』
と・・・。

ちなみに父の大好物とは「ビール&ソーセージなどの加工品」(ジャンクなオヤジです)で、そのセットをインターネットで手配したので、インドから届いたわけじゃないんですけどね^^

それにしても、なぜだろう。

一緒にいると「大嫌い」ひどい時には「死んでしまえ」くらいのことを思うのに、一日離れただけで父への思いは切なさに変わる。

父と離れているときに、父が一人でテーブルに座ってお酒を飲んでいる姿や、冬の日に寒い中自転車で黙々と通勤する姿、不器用に孫をあやす姿などを思い出すと、こみあげてくるものがある。
胸が苦しくなります。

いつも何かと世話を焼いてくれる母に対しては、ただただ感謝と尊敬の念なのですが、父に対しては複雑です。

『出来の悪いコほど可愛い』というのはこんな感じなのでしょうか?(この場合、父が「コ」ですよ・笑)


家族も友人も「私と父は性格がそっくりだ」と言います。

「ほんとにやめてっ!」と必死で抵抗しますが・・・似てるんです。

根拠もなくポジティブなところとか、人にどう思われようと我が道を行ってしまうところとか、人知れず神経質なところとか。
わかるからこそ憎いし、わかるからこそ愛しい。

父はどんな時でも毎朝神様に手を合わせることだけは欠かさない人です。
私が不在の時には毎日私の無事を祈り、感謝の気持ちを神様に捧げている人です。
きっと今も祈ってくれている。
だから私はいつも幸福なのかもしれない。
わけのわからんインドにいても困ったときには必ず誰かが助けてくれるのかもしれない。

・・・なんてことをふと思った昨夜でした。

「家族は遠きにありて思ふもの」^^


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2 件のコメント:

  1. 私はラベルに父親の名前(小ちゃく私の名前も)を入れた
    鹿児島の焼酎を送りました。

    でもmayumiちゃんのお父さんへの気持ちわかるな〜。
    うちのジョンイル(私がつけた父のあだな)の勢力も
    年をとるにつれて弱まってきていて、
    そんな彼を思うと、切なくなって涙が出そうになる時あるよ。

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  2. Anneちゃん

    ジョンイル~~!!(笑)その意味わかるよ^^

    うちのニックネームは「5歳児」^^

    でもね、ほんと弱まってるの。
    寂しいのもわかるし・・。
    でも「あなたの態度で皆困っちゃってるのよ」っていうのもわかってほしいし気もするし。。。

    でもほんとは優しくしてあげたい。
    そしたら彼はたぶん素直になって良いコになるんだと思う。
    だって「5歳児」なんだもん。

    いや、ほんと切ないよ。
    まじめに考えたらいつでも涙が出るよ。

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